証券口座を開くと何ができるのか
何かいいことでもあるのか
ここでは過去6年にわたり証券口座を開いて、
株式、FX、ETF等取引経験のある筆者がご説明します
本記事を読んだあとに理解できること
・銀行口座と証券口座について利用目的の違いから説明できる
企業が資金を調達するには ー直接金融と間接金融ー
下記の図をご覧ください
会社が資金を調達(金融)するには上記のように
①銀行から借りる
②株式を発行する
③その他会社保有の財産(不動産など)を売却する
といった方法があります
図内の①資金を調達するには
まず私たち個人が銀行にお金を貸し出します
次いで銀行が企業にお金を貸し出します
私たちの所有するお金が間接的に企業に融資されるため
これを間接金融といいます
これに対して②資金を調達するには
私たち個人達が直接企業の発行する株式を購入します
私たちの所有するお金が直接企業に融資されるため
これを直接金融といいます
証券会社を通しているため間接金融ではないだろうかと思われる方もいるかもしれませんが
あくまで証券会社は株式という商品を取り扱っているだけで
購入の意思決定権は私たち個人が持っているため”直接”という関係です
銀行口座と証券口座
では銀行口座証券口座の違いはなんでしょうか
銀行口座も証券口座も個人からしてみればお金を入れる場所です
しかし、使用目的が違います
銀行口座の使用目的
銀行口座の個人の使用目的はお金を保管することです
言い換えればお金の貸借業務を担う銀行にお金を貸すことです
業務を担うのは銀行なので当然その責任も銀行が担うことになり、
個人が責任を負うことはありません
その代わりにお金を貸したことによる個人の利益(利息)は微々たるものです
(2022/6現在メガバンクでは0.002%程度ネット銀行でも0.2%程度)
証券口座の使用目的
証券口座の個人の使用目的は株式などの商品を購入することです
(証券口座を開設するとFXや投資信託やCFDといった別の取引(商品)も選択可能です)
各商品を個人の責任で購入するためその責任は個人が担うことになります
しかし株価が上がったことによる利益や、株式を購入したことによる企業からの御礼(配当)
を受け取れます
補足
証券会社を通じて株式を購入できる会社は上場企業と呼ばれます
上場していない(非上場)企業の株式を購入することもできますが
一般的ではありません
もし仮に購入できたとしても証券会社のように株式を買い取ってくれる相手が
見つからなかったり
株式の譲渡に制限がある場合があります
まとめ
証券口座の使用目的の項にて責任を個人が担うという記載方法をしました
しかし、実際責任が伴うのは株式を購入した時点であり、
口座開設するだけでは、一切伴いません
今はちょっと取引に抵抗があるけど、将来的にはやってみたいと考えている方
昨今の積立NISAやiDeCoなどに興味がある方は
口座開設だけでも済ますと良いと思います
(開設だけでも数日程度期間がかかります)